O3設備機器販売および施工事業
株式会社ハローリビング
SCROLL
『モノ』から『コト』への進化
エキスパート集団が
新たな価値をつくる
- PROFILE
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池元 抽紀路IKEMOTO YUKIJI
営業本部 関西営業部
2021年入社
営業職
- カーテンメーカーやインテリアコーディネーター事務所で活躍。2021年の転居を機にハローリビングに入社した。入社後は分譲マンションのインテリアコーディネートを複数手掛け、現在はアクティブシニア向けマンションのコンセプトメイキングに注力している。
一戸建てやマンション、店舗、オフィス、各種施設の快適な空間づくりをトータルに手掛ける株式会社ハローリビング。インテリア関連商品(オーダー家具や既成家具、オーダーカーテンなど)や住宅設備商品(照明、家電全般、冷暖房器具、インターホンなど)の販売から施工まで、空間づくりを一気通貫で行う「ワンストップ・ソリューション」が強みだ。
池元さんが入社したのは、ハローリビングが商品の販売方法を見直し、より付加価値を付けるソフト面の強化を目指した時期だった。
「転職活動では大手のインテリアコーディネーター事務所も視野に入れましたが、私の経験に対する高い評価と、ソフト面の強化という新規事業に近い仕事に惹かれました。」と池元さんは語る。インテリアコーディネーターが関わることで、『モノ』から『コト』へと販売や施工の方法が大きく変わる可能性を感じたという。前職のインテリアコーディネーター時代は、ハローリビングに仕事を依頼する立場で、その時に感じたアットホームで温かな雰囲気にも好感を持っていたという。
現在、池元さんが手掛けるのが、アクティブシニア向けの分譲マンションだ。小泉産業(株)が共同出資で参画しており、インテリアの企画提案や販売・施工に多数の実績があるハローリビングに打診があった。インテリアコーディネーターとしてマンションのプロジェクトを数多く手掛けてきた池元さんにとっても、シニアに特化したマンションは初めての挑戦だ。その難しさを池元さんはこう話す。
「通常のマンションでは、共有部分であるロビーにソファなどをコンセプトに合わせて配置し、あとは各戸個別の対応になります。でも、シニア向けマンションには、ロビーサロンやレストラン、温泉施設、娯楽室など多くの共有空間があり、入居者にとってその全部が生活の場になるのです。」
さらに、そのマンションは高台に立地し、眼下に海と大きな橋を望む風光明媚なロケーションにある。立地の優位性を考慮することに加え、ここを選んでいただくアッパー層アクティブシニアのニーズや習慣のリサーチも重要な仕事となる。
「現在はコーディネートにおけるコンセプトメイキングの段階。ニーズのリサーチだけでなく、シニアの方々も気付かれてないような隠れた要望も発見し、モデルルームや販売サロンのコンセプトメイクに活かしたいと思っています。」と池元さんは語ってくれた。
厳しい環境であっても、
お客様と向き合う姿勢に妥協はしない
ハローリビングで、和歌山、香川、岡山、広島と各地の分譲マンションのインテリアオプション販売を担当し、各地をアクティブに飛び回っていた池元さん。最も印象の残るプロジェクトは、岡山県の分譲マンションだという。再開発地区における20階建ての高層マンション開発で、60戸というスケール。ここで池元さんは、インテリア商材の企画から販売、運営までを任された。
「分譲マンションにおいては、カーテンや家具、照明のコーディネート、お手持ちの家具を活かしたレイアウトに加え、コーティングやUVフィルムなどの生活便利品の提案まで行います。お客様に寄り添うことが大切な仕事ですが、直接現場に出向くことができない状況になったのです。」と池元さんは振り返る。
「地元のインテリアコーディネーターの方々をアサインして、現地のお客様とのご相談を進めていましたが、リモート中心でマネジメントする難しさを痛感しました。その場にいれば、お客様のご様子から隠れた要望まで汲み取れ提案に活かせます。でも、伝え聞くだけでは、とても表面的なものになるのです。」と池元さんは言う。そこで池元さんは、自身がコーディネートを進める上で常に行っていたことを一つひとつ言葉にし、仕様書や図面、価格表と合わせた綿密なマニュアルを作成した。このマニュアルを使うことで、コーディネーターのスキルに関係なく、高いクオリティを維持したコーディネートが可能になったという。
もう1つの課題が、大勢が集まるイベント開催ができなくなったことだ。通常は数日間のイベントでお客様の相談を一気に集約できたが、お客様ごとの個別対応が多くなった。
「数日間で終えるはずの相談に、2ヶ月も掛かりました。長年インテリア業界で働いており大抵のことは経験していましたが、今までにない特殊な状況に正直戸惑いました。その中で最大限できることは何かと常に考えていましたね。」
プロジェクト中は何度か現地に足を運び、現場の様子をつぶさに見て、その場でブラッシュアップを図ったという。結果的に、販売会ではお客様が喜ばれる声と共に、多くの注文を受けることができた。社会環境や状況がどうであれ、お客様にとって新しいマンションは家族の夢であり、これから過ごす大切な生活の場なのだ。この経験から、何があろうとお客様を向いて仕事をする大切さを再認識したという。
ハローリビングでは、現在インテリアコーディネーターの力を活かした提案販売に注力している。単なるオプション販売から脱却し、お客様の満足度と付加価値を高めるために、それぞれのニーズに合わせてプロが商品をコーディネートする販売方法へ大きく舵を切った。
「小泉産業グループのハローリビングは、インテリア商品の企画から販売、照明、住宅設備まで幅広い商材を扱える強みがあります。その信用力から新規メーカーとの取引もサクサク進みますし、問屋を通さずに販売できることから、お客様のメリットも大きい。こうした強みを最大限活かしたいと思います。」
他社を経験した池元さんは、仕事を進める上で「こんな可能性があるのに、もったいないな」と思うことが多かった。そうした課題や気付いたことにも耳を傾けてもらえる社長と直接話すことで、一つひとつクリアしていったという。「コーディネーターとしてはある程度経験を積みましたが、会社では新人。そんな私の言葉にも耳を傾け、年齢や社歴に関係なくチャレンジできる環境がとても有り難かったです。」と池元さんは語る。
『モノ』を売る会社から『コト』を売る会社へ進化するハローリビング。池元さんがその起動装置の1人であったことは間違いない。仕事のやりがいについて、池元さんはこう答えてくれた。「1つのプロジェクトを最初から最後まで1人で担当できることです。責任も大きいですが、その分裁量も大きく、自分の存在感を感じながら仕事ができる充実感があります。」
現在、池元さんが目指すのは、ソフト面の更なる広がりと後輩の育成だ。「現在は私1人でコーディネート業務をしていますが、いずれは事業として機能するようメンバーと一緒につくり上げたいと思っています。だからこそ、新しく入社するコーディネーターには、自分自身の価値を高める“自分流”をつくってほしい。それが企業価値を高めることに繋がるはずなので、あらゆることをスポンジのように吸収し、私が疲れるくらい質問してくれる人に期待しています!」と池元さんは力強く語ってくれた。
ハローリビングは、一人ひとりの人材価値がそのまま企業価値となる会社だ。
「ハローリビングには、照明に強い人や住宅機器に強い人など、様々な分野のエキスパートが集結しています。この状況はインテリアコーディネーターにとって、とても恵まれた環境です。今後も幅広い領域の知識を吸収し、インテリアコーディネーターの概念を広げるようなクリエイティブな空間づくりに貢献したいと思っています。」