O4物流事業
コイズミ物流株式会社
PROJECT
Story

プロジェクトストーリー

SCROLL

倉庫管理から配送までの列島横断管理
物流コンダクターとして挑む

PROFILE
  • 井上 浩明INOUE HIROAKI

    営業本部 西日本営業部
    2011年入社 営業職

    入社後2年間は入荷・保管・出荷業務に携わり、現場の物流のオペレーションを習得後、3年目から営業職。ポリシーは、お客様の物流部の一員になったつもりで考えること。お客様との距離を縮め、困った時「1番に声を掛けていただける営業」を目指している。

課題はコストと品質
一元管理を可能にした経験と自信

コイズミ物流株式会社は、照明・家具・家電を中心としたグループ会社の物流からスタートした会社。蓄積したノウハウと全国各地の配送ネットワークで、現在では多種多様な業種のお客様に物流ソリューションを提供している。
自社ブランドも持つメーカー兼家電卸会社から、コイズミ物流に打診があったのは2018年のこと。「九州本社の会社でしたが、相談内容はコストと品質でした。当時は関東の倉庫を拠点に大阪と九州に配送されており、輸送距離の長さと返品に繋がる梱包ケースのダメージが課題で、お困りの様子でしたね。」と井上さんは語る。難しい課題であったが、井上さんには解決するためのノウハウと自信があったという。
「当社には、照明・家具・家電配送という多業種で培ったノウハウと実績があります。例えば、照明器具は電気工事店への配送になるため効率とスピードを重視する配送、店頭に並ぶ家電製品の場合は、輸送時のタッチ数を減らし、梱包ケースのダメージをなくす配送を行っていました。こうしたノウハウを活かせば、倉庫管理から配送までの一元管理が可能だと考えました。」
井上さんが営業で最も大切にしているのは、信頼を得るためのコミュニケーション。物流会社には、お客様に見ていただける商品がないからだ。会社としての信用は実績が語ってくれるが、井上さん自身を信頼してもらえなければ受注は叶わない。
「お客様のニーズをヒアリングする聴く力やレスポンスのスピードなど、あらゆる面で丁寧さを心掛けましたね。」と井上さんは振り返る。しかし、お客様はコスト面から別の会社を選ばれたのだという。本来なら結果の連絡を受けて終わりなのだが、井上さんは決して諦めることはなかった。「コストのみで選択されたのであれば、必ずひっくり返せるタイミングがあると思いましたね。物流品質では絶対負けませんから。」
お客様企業の物流部の一員になったつもりでお客様の社内資料まで作成し、他社決定後も誠意を尽くして提案した結果、お客様から「是非、井上さんにお願いしたい」との言葉をもらったという。

情報共有と熱意で、
多くの取引先との協力体制を構築

物流は経済の動脈に例えられるが、それを構成するのは様々な業種である。このプロジェクト始動においては、協力会社との協働体制構築が課題となった。
「荷役会社やエリア別の運送会社など、協力会社は10社にもなりました。私は受注の経緯やお客様が求めることをしっかり確実に伝え、早い段階から情報共有を徹底しました。根気強く打ち合わせを重ねましたね。」と井上さんは言う。忙しさから最初は乗り気でない協力会社もあったようだが、普段から密なコミュニケーションを心掛けていたこともあり、最後は井上さんの熱意に絆されて協力を約束してくれた。
このミッションは、倉庫管理から配送までの一元管理。しかも、関東から九州までと、そのエリアはかなり広い。井上さんは、まず大阪の管理から始めることにした。
「関東、九州、大阪の3拠点体制を組みましたが、導入直後の混乱を想定し、まずは目の届く大阪営業所から始めましたね。そこで入庫した荷物をお客様の家電センターに一括して配送する仕組みを構築し、関東や九州に広げて行こうと考えました。」と井上さんは話す。
井上さんを中心に営業メンバーや各部署の担当者が集まってチームをつくり、様々な意見を出し合った。大切にしたのは、現場のイメージ共有である。倉庫はどのくらいの量までなら対応できるか、運送会社の手配は可能かなど、ボーダーラインを見据えながら万全の準備を行ったという。
「これには、私自身の現場経験・ノウハウが役に立ったと思っています。物流において、動くのは常に現場です。保管や仕分け、出荷管理、荷役の仕事を経験し、知っていたこと、既存の配送ネットワークを理解していたことが、大きな強みとなったと感じています。」

人との繋がりから生まれる
最高のパフォーマンス

大阪、関東、九州と列島を縦断する物流の一元管理が始まった。万全の準備を行っていても、現場は生き物。実際に動き始めると、想定外のことが起きるのも当たり前。想定を超えるボリュームの荷物が届いた時、今までの物流情報システムでは対応が難しいと分かったのだ。
「まとまった量の出荷があると、1日で対応できないことがありました。そのため、データを一旦プールし、切り分けることのできるシステムが必要になったのです。要件を伝え、急遽新しいシステムを構築していただきました。コイズミ物流の総合力が、本当に有り難かったですね。」と井上さんは誇らしげに笑う。
プロジェクト成功の鍵について聞くと、井上さんはこう答えてくれた。
「このプロジェクトは、コイズミ物流の3営業所が連動して行う初めての案件でした。鍵となったのは、3営業所のクオリティを揃えることです。この営業所はここまでできるけど、この営業所ではできないといったクオリティの差が出ないよう、各営業所の所長にも尽力していただいたと思っています。」
営業所の垣根を超えたサポートと荷役会社、運送会社の協働があって、一元管理は順調に稼働した。お客様の評価も高く、元々お客様が持たれていた九州拠点の機能はコイズミ物流に任され、お客様の関東拠点も規模を縮小されたという。完全な3PL物流の完成も近いだろう。
「コイズミ物流は荷役も協力会社にお願いしていますし、1台のトラックも持っていません。多くの人や取引先の協力があってこそ、良い仕事ができるのです。各営業所の連携も含め、このプロジェクトで人との繋がりの大切さを再確認しましたね。」と井上さんは振り返る。
「私たちの役割は、物流のコンダンクター(指揮者)だと思っています。運ぶのは物ですが、そこには多くの人が関わります。関わる人たちが最高のパフォーマンスができるよう、これからも尽力していきたいと思っています!」
エントリー・マイページログイン